一本松 題字
2007.04.27 第26号   編集発行 片野尾公民館

 

平成十九年片野尾区役員、決まる

平成十六年十二月三日に行われた役員選挙の結果、 新区長に宇治義昭さんが選ばれました。
昨年十二月に片野尾公民館で行われた「平成十九年片野尾区役員選挙」の結果、次の役員が選任されました。
投票率五十一パーセント。

◇平成十九年片野尾区役員選挙結果

・区 長
宇治義昭(藤右ェ門)
・副区長
宇治義久(半平)※1
・会 計
小田 誠(藤左ェ門)
・議 員
山口林司(権太郎)
宇治 昭(彦五郎)
後藤國臣(弥六郎)
三国 豊(源十郎)
宇治久遠 (五郎右ェ門)
宇治金吾(五左ェ門)
藤岡正典(浄願寺)
宇治 栄
(平次郎)
三国修一(藤内佐ェ門)
・特別議員
小坂光雄(茂一郎)※2 
・監査委員
土屋 和朗(半四郎)
※1前年の区長のため投票なし。 ※2水津漁協の組合長を片野尾出身者が務めているため。
合わせて、片野尾公民館の館長も選ばれました。
・平成十九・二十年度
片野尾公民館長
津村正明(風島館)


新区長 宇治義昭(藤右ェ門) ご挨拶

宇治新区長
▲挨拶する宇治新区長

記録的な暖冬小雪の年を迎え、今年も災害のない、平穏な年でありますよう願っている矢先、一月七日夜半から八日にかけ、山崎利夫さん宅(かじ屋)では波が窓を押し破り屋内に海水が流入し大変な被害を受けました。
また、赤岩・風島なぎさ公園駐車場から戦没者の墓までの間、約三百メートルにわたり、海草や砂等が打ち上げられ、早朝より区民の方々から後始末をしてもらいました。
最近、行政や報道機関で「限界集落」(六十五歳以上の高齢者が半数を超える集落)という字句が使われるようになってきましたが、「限界集落」になると、農道の管理など集落の共同作業が低下し困難になってしまうという事です。

片野尾区の平成十九年一月十一日現在の住民登録人口は百八十六人、うち六十五歳以上の方が八十一人となっております。人口の減少と高齢化で今後の集落機能の維持が心配されます。
幸い、長年の懸案事項でありました、片野尾区の大型公共事業が実現される見通しとなってきました。
「中山間地域総合整備事業」が採択され、新年早々、工事に着手しました。
この事業により南農道および高屋組の市道の拡幅改良工事ならびに農地の基盤整備が平成十九年度末までに完成する他、平成二十年度には活性化センター(公民館)の建設が予定されています。

また、漁港の増設についても、平成十九年度から工事に着手し、埋め立て工事の完了を待って、県道(佐藤家前から診療所前までの間)の拡幅改良工事に入る予定となっております。

以上のとおり、ここ二・三年のうちに片野尾区における社会資本(産業基盤整備・生活環境整備)が一応整備されることとなりますが、この社会資本と片野尾区固有の資源を活用して、元気な集落となっていかなければならないと思っております。
どうか、区民一人一人のご協力と片野尾出身者の皆様方のご支援を、よろしくお願いします。


 

新公民館長 津村正明(風島館) ご挨拶

津村公民館長
▲挨拶に立つ津村館長
 
区民の皆さんにおいては野良仕事の真っ最中で、今が一年で最も忙しい時期かと思います。
片野尾は今、先人がご苦労したおかげで『山、海』の基盤整備が着々と進み飛躍的に変貌をとげていく様子に、私たち若者は大きな喜びを感じ、期待をしております。
この大事な年に力のない若僧の私が大変責任の重い公民館長に選ばれましたが、果たして区民の皆さんの要望に添えた活動が出来るかどうか不安を抱えながらのスタートとなりました。有難い事にそれぞれ適材を持ったヤル気のある役員に恵まれ、私を支えてくれておりますので心強く思っております。

公民館活動は地域によって色々かと思います。農業や漁業などの地域の産業に結びつく活動、村の防災や福祉、子どもについて考える活動、伝統芸能を守っていく活動など様々です。そしてまた、とかく公民館活動はどこの集落でも全般的にマンネリ化傾向にあると聞かされておりますが、私たちの活動には「片野尾らしさ」を守りながら役員で知恵を出し合い、創意工夫を重ねながら少しでも喜びの持てる充実した特長ある内容にしたいと思っております。また、公民館の参画は子どもからお年  寄りまで全区民である事も留意しなくてはならないと思っておりますし公民館こそが世代交流の場、社会勉強 の場であるという事を常に念頭に置いて事業を展開していきたい、そのように考えております。

夢にまでと思っていた歌舞伎伝承館の建設がいよいよ実現の運びとなり、公民館の果たす役割もより一層求められます。活動が活発になってこそ歌舞伎伝承館建設の意義がある事も忘れてならない事であります。

一月の公民館大会で色々な意見が出ました。選挙制度の見直しやきれいな村作り運動(道端の草取り、車の駐車の仕方等)に関する事、各種団体との交流のあり方等、役員で検討して皆様のご期待に添いたいと思います。
区民の皆さん、公民館活動に声援をお願いし、公民館に対しての建設的な『意見・要望』を聞かせて頂ければ有難いと思います。


▲公民館大会に参加した区民

▲公民館長と各部長

 

片野尾公民館大会開催

1月21日(日)、片野尾公民館に区民が集まり、「平成十九年片野尾公民館大会」が開かれました。
挨拶に立った津村館長は、「普通が一番良いという『月並みこそ黄金なれ』という諺の様に、これまでの公民館事業の中で良いことは継続し悪いことは見直しながら二年間努めていきたいと思いますので、ご協力宜しくお願いします。」と、挨拶を述べました。
続いて行われた議事では事務局か ら、平成十八年度の決算書において、これまで個別扱いとしていた公民館旅行の繰越金とふるさと交流会の繰越金を一般会計として一本化した事など報告があった後 拍手をもって承認されました。
また、質疑応答では、役員を選出する「選挙方法」については今後も話し合いを重ねながら理想の形に近づけていくべきだ、年配から若手までが親睦を深める交流会を開き、相互理解につなげてほしい、などの要望や意見がありました。
最後に平成十九・二十年度の役員の紹介があり議事は閉会しました。



◇平成十九・二十年度公民館新役員

○公民館長 津村 正明  
○副館長 後藤 清一  
○庶務会計 山口 敏則  
○社会環境部 ・部 長   小坂 学
・副部長  宇治 一久
・部 員   薮田 享
       金子 和由樹
       吉田 浩昭
 
○文化教養部 ・部 長   宇治 正彦
・副部長  宇治 満
・部 員   三国 二郎
       金子 登志樹
       渡辺 瞬
 
○体育厚生部 ・部 長   吉田 武治
・副部長  小坂 祐介
・部 員   金子 吉春
       村上 敏
       宇治 健太
       山崎 浩史
 
○広報部 ・部 長   宇治 美徳
・副部長  土屋 和朗
・部 員   宇治 健一
       金子 康司
 
○婦人部 ・部 長   宇治 祐子
・部 員   金子 千恵子
       後藤 まき子 
       薮田 一代
       三國屋 学美
       山口 智恵美
       小坂 芳江
       宇治 幸恵 
       村上 裕美
       吉田 純子 
       宇治 明美
       小坂 由美
       金子 清香
 
○歌舞伎保存会 ・会 長   津村 正明
・副部長  後藤 清一
・庶務会計 藤岡 憲介
・部 長   金子 輝雄
・副部長  三國屋 陽一 
・幹 事   三國屋 寛
       宇治 義久
       宇治 栄
       宇治 金吾
       宇治 忠文
       金子 勝美
       小坂 泉
       各部長
 


続いて、講演会が行われました。今年の講師は、弁士・我楽公人こと後藤治公(冶部左ェ門)さんです。
後藤さんは漫談「長寿社 会よもやま話し〜今だから話そう〜」と題して若さの秘訣や警察時代の逸話などを披露しました。
身近な石から連想させるゲームを通して想像力の大切さや趣味を持つことが若さの秘訣である事などを軽妙な口調とテンポで語るため集まった人たちも楽しみながら耳を傾けていました。
また、自分の両親や地元の話題を盛り込んだ歌を詠み始めると、会場は笑いの渦に包まれていました。
最後に、ふるさと片野尾を愛する気持ちを込めた歌を披露して講演会は終わりました。
午後からは恒例の演芸大会が、可愛い保育園児の踊りから始まりました。

 


▲熱弁を振るった我楽公人

▲聞き入る区民の皆さん


花のレイを首にかけて南国の雰囲気たっぷりでフラダンスを踊った北組、育成会は学校で学んだ横笛と太鼓で「前中ばやし」を披露中組は総出演でステージから飛び出す勢いで踊った「すもう甚句」 
カラフルなカツラにストッキングでキューティーハニーを踊った南組など、個性あふれる二十もの出し物がステージ上で披露され出演者も観覧者も皆さんが大いに楽しみました。

写真で演芸大会の一部を、ご紹介します。

 


↑南組の「藤娘」。五人のうち本当の娘は二人だったとか。
会場がしっとりとした雰囲気になりました。

↑中組「すもう甚句」どーんと来い

↑笑いと拍手の繰り返し。楽しいな

↑南組の女装軍団、癖になってます

↑異国情緒あふれる北組フラダンス

 

演芸大会終了後は、北組、中組、南組と各組ごとに打ち上げが行われていました。ひとつの演芸を通して若者から年配の方までが一同に会す貴重な時間となっており今後も続けていってほしいものです。芸ごとが好きな片野尾のもんは練習が始まるまではああだこうだ言いながら、いざ本番が近づくと本能的に体が勝手に動き、気がつくと舞台で華麗に舞い、夢中で演じ、気持ち良く歌い、自分も周りの人も楽しませるという区民性があるようです。




できごと


○一月十五日(日) くもり

佐渡市消防出初め式が両津地区で開催され、島内の消防団員五百七十名が集まりました。水津分団第二部(片野尾)の団員も参加し、雪が舞う中、両津夷の商店街を行進しました。


○一月十五日(日) くもり

午後から漁港ひろばの空き地でどんど焼きが行われました。子どもたちが竹に餅やスルメイカを挟み、竹が「パン!」と割れる音にびっくりしながら燃えさかる火で、こんがりとあぶっていました。焼き上がった餅やスルメは今年一年の無病息災を願いながらみんなで食べました。


○二月十一日(月) 雨


中野洸新潟県議会議員と野宏一郎佐渡市長を迎えて、平成十九年県政・市政報告会が片野尾公民館で開かれました。

野市長からは、市町村合併から 三年目を迎え専門学校や企業の誘致をはじめ、ケーブルテレビなどインフラ整備、環境の島を目指し有料レジ袋とマイバックの推進に協力を求めるなど、これまでに手掛けた成果と今後進めていく施策について報告がありました。

中野県議からは「安心・安全の地域づくりを基本とした中で、佐渡汽船・空港問題や世界文化遺産、観光の島に向けた取組みなど幅広い分野に渡って語り、佐渡が抱える課題や問題点について今後も県議会の場で訴え続けていくことを集まった区民に約束していました。

 

○二月十七日(土)


片野尾公民館を会場に「福祉会講演会」が行われました。源次郎出身で佐渡市社会福祉協議会(しゃくなげ)に勤めている末武真紀子さんを講師に迎えて高齢者が元気になる講和や日ごろの運動不足を解消する体操など行い、集まった人たちは有意義な時間を過ごしていました。

 

 

○三月四日(日) 晴れ

第二十三回両津地区バドミントン大会が両津総合体育館と加茂小学校体育館で開かれ、片野尾からも二チームが参加しました。参加者たちは前浜中学校で練習してきた成果を十分に発揮し、右へ左へとシャトルを追いかけながら爽やかな汗を流していました。
そんな中、片野尾Aチームが予選リーグ、決勝トーナメントと勝ち進み、A級(上級)クラスで見事優勝を果たしました。

 

 

○三月二十日(土) 晴れ

百十八年の歴史を築いてきた片野尾小学校の閉校式が大勢の片野尾・水津両区民の参加のもと行われました。式では安達徹校長のあいさつや在校生たちによるお別れの言葉とビデオ上映、校旗の貢納がしめやかに挙行されました。
地元の人たちの他、懐かしい歴代の校長先生や先生たちも式に駆けつけて頂き片野尾小学校の閉校を見届けました。歴代の校長先生のお言葉など詳しくは次回の公民館便りでお伝えします。


 

身近な写真、募集してます

広報部では、公民館便りに掲載する写真を募集します。行事やイベントなどでは、カメラを構えてシャッターを押す機会が多分にあるかと思いますが、片野尾の身近な風景や人物を写すことはあまりないのではないでしょうか。
そこで、何気ない近所の風景やペット、目の前に広がる海の表情などデジカメで撮影した写真や画像がありましたら広報部までお寄せください。

 

スチール写真でも対応します!
表情豊かな片野尾もんを、便りに大勢載せませんか?


◇広報部からのお知らせ


今回の公民館便りの中に、「発送先調査表」をはさませてせて頂きました。
これまで片野尾区以外で暮らしている出身者の方を中心に公民館便りを発送してまいりましたが、送り先の住所や宛先が不明のために戻ってくる便りの数が年々に増え てきていました。

そこで広報部では、郵送に使う封筒や切手など無駄な経費をできるだけ抑えようと発送先調査を行うことにしました。
今回配布した発送先調査表に公民館便りを送ってほしい身内の方やご親戚、また、片野尾に縁の深い方など相手方の氏名と宛先を記入してください。調査表は後日、広報部員をはじめ公民館役員が回収に伺いますので、その際にお渡しください。
急なお願いではありますが、区民みなさんのご理解の上、ご協力宜しくお願い致します。


5月の予定


片野尾公民館、5月の予定をお知らせします。

公民館役員会
公民館の役員会を連休明けに開催します。役員の方は出席願います。日時については後日連絡します。 

公民館旅行
田植え作業が終わった頃、区民全員が参加して、観光を楽しんだり温泉に入ったりする公民館旅行を今年も開催します。日時は二十日日曜日か二十七日日曜日を考えております。決まり次第お知らせしますので、大勢のみなさんご参加をお待ちしております。 

次回の公民館便り27号は、6月頃の発送予定です。
片野尾小学校閉校式の詳細や毎年お盆に開催しているふるさと交流会などについてお知らせする予定です。


編集後記

▼今年から片野尾公民館だより「一本松」を担当する事になりました。今回の第二十六号が最初の発行となりましたが編集に手間取り、年明け早々に原稿を寄せて頂いた方々には大変ご迷惑をおかけしました事をこの場を借りてお詫び申したいと思います。
▼この「一本松」は年に何回も発行しないので、一回の便りの中にできるだけ大勢の区民の顔や声が登場するように努めていきたいと思っておりますので、原稿の依頼だったり写真の撮影だったり広報部員がお願いに伺うことが度々あるかと思いますが快く応じて頂ければ幸いです。
▼また、今年三月に閉校した片野尾小学校の思い出なども子どもから年配の方まで伺っていけたらと思っておりますので、ご協力お願いします。
▼「一本松」が片野尾のそれぞれの家庭の中で会話のきっかけに使われるような存在となるよう、広報部員一同、取り組んでいきますので二年間、よろしくお願いします。

 

ご意見、ご要望はuzzy@e-sadonet.tvまでお寄せください。

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