一本松 題字

2009.3.11   第32号   編集発行 片野尾公民館

 

平成二十一年公民館大会、開催

 

雪の中、大勢の片野尾区民が集まり講演会などが行われました。

一月二十五日(日)、片野尾公民館で、「平成二十一年片野尾公民館大会」が開かれました。
最初に後藤清一館長は、「昨年の風浪被害で涙を飲んで中止した歌舞伎公演ですが、私の任期中に行いますので、仲良く盛大に開催できるようご協力のほど宜しくお願いいたします。また、健康は自分のためのものですから、区民の皆様にも健康に過ごして頂けるよう高齢者を対象とした事業を開きたいと思いますので是非参加して下さい。」と、抱負を述べました。

続いて行われた議事では、事務局から平成二十年の事業と決算について報告、平成二十一年の事業計画と予算について説明がありました。質疑応答では、「片野尾の文化、特に『食』が消えていく事と若い人と高齢者の交流が少ない事を危惧している。昔のあねさんと今のあねさんが一緒に大福もちや味噌、いごねり、焼きもちなどの郷土料理を作って区民で食べるような試みができないだろか」、「いごねりを作りたくても『いご』がない、獲ってもらえないだろうか」、「片野尾の
方言、言葉のイントネーションやニュアンスを今のうちに録音して保存・記録してほしい。」などの意見・要望の他、道路そうじや歌舞伎公演中止の経緯について報告があり議事は終わりました。
最後に宇治正彦副公民館長は「スムーズな進行ありがとうございました。二年間、できる限り尽くしていきますので、ご協力宜しくお願いします。」と締めくくりました。

引き続いて行われた講演会では、市役所両津支所の木下久美子保健師を講師に迎え、「高齢者の健康対策について(栄養と運動)」の講演が行われました。
木下保健師は、足腰を中心とした下半身の筋力が高齢者にとって重要な要素だという話しにみんな頷きながら聞いていました。
また「笑い」の効用として、

  1. 免疫力を高める
  2. 痛みをやわらげる
  3. 脳の活性化
  4. 全身運動・ストレス解消
  5. 人間関係を良くする

という五つの効用をあげてシワが出来るほど、どんどん笑って健康になって下さい。と呼びかけ講演は終わりました。
午後から行われた舞踊や劇など内容盛り沢山の演芸大会の模様は後ほど紹介いたします。

 

新区長 あいさつ

 

「あいさつ」
          新区長 宇治義久(半平)

皆さん、春の陽気の中、いかがお過ごしでしょうか。
私、この度、三再区長に選出されましたが、今年は、片野尾区民が十年来の念願でありました公共事業が完了する年であります。一つに林業小佐渡二号線は今年度、片野尾工区の完成で月布施工区と大川工区が継ります。
また、漁港整備(船揚場工事)も三月に完成し関連して県道改良工事(善平前から診療所まで)も三月の完成予定であります。

中山間地地域総合整備事業は、圃場整備工事を今、昨年の手直し工事を行っており、活性化センターも三月完成の予定でありますので、役員会でも併せて竣工式を六月に計画しているところであります。関係者と集落上げて竣工を祝いたいと思っております。
何はともあれ、今年は昨年の風浪災害の無い幸せな年であることを願いまして、私のあいさつといたします。

 

新館長 あいさつ

 

「公民館長新任のご挨拶」

          新館長 後藤清一(清左ェ門)

去年十二月に選挙により公民館長に選ばれました。平成二十一年・二十二年の二年間、片野尾の皆様の為に頑張りたいと思います。
事業は、クリーン作戦、公民館旅行、盆踊り大会、一本松の発行、片野尾区選挙の実施など例年通りのものに加え、世代間交流や高齢者の健康作り活動ができればいいと思っています。
これらの事業を行うには公民館役員の努力も必要ですが、それにも増して区民の皆様や村を離れている片野尾出身の皆様の協力がなければ成功しないと思います。
初めての公民館長ですので何かと気がつかない事もあろうと思いますが、ご容赦願います。また、この三月には活性化センターができ公民館として利用できると思います。新しい公民館ができれば、より活発な公民館活動ができることを期待し、新任のご挨拶とさせて頂きます。

 

後藤館長

 

新役員の紹介

平成二十一・二十二年の公民館役員を紹介します。

◇平成二十一・二十二度公民館新役員

○公民館長
後藤 清一
 
○副館長
宇治 正彦
 
○庶務会計
山口 敏則
 
○社会環境部
・部 長   小坂 学
・副部長  宇治 一久
・部 員   薮田 享
       金子 和由樹
       吉田 浩昭
 
○文化教養部

・部 長   吉田 武治
・副部長  宇治 満
・部 員   金子 登志樹
       金子 康司
       宇治 健一

 
○体育厚生部
・部 長   津村 正明
・副部長  小坂 祐介
・部 員   村上 敏
       藤岡 憲介
 
○広報部
・部 長   宇治 美徳
・副部長  宇治 健太
・部 員   山崎 浩史
       渡辺 瞬
 
○婦人部
・部 長   宇治 幸恵
・部 員   金子 千恵子
       後藤 まき子 
       薮田 一代
       三國屋 学美
       山口 智恵美
       小坂 芳江
       宇治 祐子
       村上 裕美
       吉田 純子 
       宇治 明美
       小坂 由美
       金子 清香
       宇治 沙耶花
 
○歌舞伎保存会

・会 長   後藤 清一
・副部長  宇治 正彦
・庶務会計 土屋 和朗
・部 長  三國屋 陽一
・副部長  金子 輝雄
・幹 事  三國屋 寛
       宇治 義久
       宇治 栄
       宇治 金吾
       宇治 忠文
       金子 勝美
       小坂 泉
       各部長

 

 

公民館大会・演芸大会

公民館大会の午後の部は、恒例の演芸大会です。今年は各組から舞踊やカラオケなど十五の演目が次々に披露されました。
育成会の小・中学生は一昨年閉校した片野尾小学校、前浜中、前浜小の校歌を合唱しました。
お手製の衣装と女装が定番のスタイルである南組は、「たこ焼きマンボウ」や「勇気音頭」など今年も元気が出る踊りを三つ披露してくれました。
年始めのお払いコントから始まった中組は「東京音頭」や「崖の上のポニョ」など各世代の組員が一緒にステージへ上がり賑やかな演目を披露してくれました。特に館長のメタボポニョは必見でした。
北組は舞踊と民謡のほか、仮装した組員が動作を繰り返しながら行進する「アルゴリズム行進」など披露しました。
特に少ない打ち合わせ時間にもかかわらず、体に染み込んだ芸魂を魅せてくれた三国屋寛さん(源四郎)と宇治金吾さん(五左ェ門)による「岸壁の母」は二人の熱演に会場から大きな拍手が贈られていました。

来年は新しく建つ活性化センターでの開催となるため、今の公民館で行われる演芸大会は今年が最後となりました。
大会本番も当然ですが、前日までの練習の場、終わってからの慰労会の場、それぞれが館長の目指す世代間交流の場となっていますので、子どもから若い人、年配の人がみんな一緒になって取り組んで頂き、来年も演芸大会を盛り上げて頂きたいと思います。

小中学生
岸壁の母

 

お便りコーナー

 

「奈良は終の住みか」
           後藤 国男
(奈良県在中 ・清左エ門出身)

片野尾を昭和三十六年に離れてからもう四十八年になりました。私の住む奈良県香芝市は人口七万五千人で合併もしないで町から市になりました。すぐ裏山に行くと大阪府の河内や聖徳太子の寺がある太子町になります。
奈良平野を取り囲む山々を青垣と言う枕言葉で呼びますが家から十分も歩くと奈良盆地が一望出来て大和三山のうねび山、耳成山、香具山がすぐ近くに見えます。また、遠く東大寺若草山が見え、麻央が目の前にあるのです。
今は奈良平城京一三〇〇年祭で復元工事があり昨年暮れ、太極殿の工事現場見学会があり孫と二人で見学しました。

定年になって六年が過ぎました。時々、会社のOBと会っていますがほとんどは地元の人達との交流が多いこの頃です。昭和五十四年から小学校PTAの役員の人達と一緒に、今でも卓球クラブで週一回練習があり、また若い時にバレーボールをしていたので定年後に地元のソフトバレーボールクラブに所属して週五回は汗を流しているこの頃です。この気力や体力をいつでも持ちたいものです。ただし、このクラブは全て女性のみで男性は私一人です。黒一点です。
昨年、片野尾小学校閉校にあたり記念誌が届きました。ページページを読むうちに、涙がにじんできました。今は奈良の地元の人の様なオッサンになっていますが、私のアイデンティティは片野尾にあるのだとつくづくと感じます。記念誌を編集された方々に感謝感謝であります。地元の悪友から「スナックで待っている。」と電話がかかって来るとヨッシャーと出かけて行き、自慢の両津甚句や佐渡おけさを唄って、「俺は佐渡ヶ島出身だと」、「本場のおけさだと」自慢しているのです。これも私のアイデンティティなのです。
奈良の地で遠く離れた佐渡を想っている片野尾出身の居ることを、と思い投稿させて頂きました。(おわり)

 


後藤さん、原稿提供ありがとうございました。お住まいになっている奈良の様子や佐渡・片野尾を想う気持ちが伝わりました。またの提供をおまちしております。
また、みなさんからの原稿を募集しております。昔の思い出、最近思うことなど何でも結構ですので、いつでもご提供下さい。宜しくお願いいたします。

 

お知らせ

昨年末から開設しました片野尾公民館のホームページですが、今回紹介しました公民館大会など片野尾であった行事などページ内のブログで紹介しております。その他、昨年発行した一本松のバックナンバーも掲載しています。また、十五年前に発行した第一号から随時、掲載しているところです。懐かしい記事が満載ですのでご覧になって当時を振り返ってみて下さい。また検索サイトで「片野尾公民館」と入力して頂ければ確認できますので空き時間の際には、ご覧下さい。

 

旧公民館の思い出、募集

活性化センターの建設が進んでいるところですが、これまで片野尾区民が愛用していた旧公民館での思い出話やエピソードを募集します。
公民館での思い出深い話の他、前の保育園の話など何でも構いませんので宜しくお願いいたします。

活性化センター
▲建設中の活性化センター

 

平成21年 事業・行事予定

4月17日
6月7日
6月7日
6月14日
7月26日
8月15日
8月15日
9月21日
10月11日
11月15日
11月29日
12月6日
12月6日

 
ちょうちん祭り
クリーン作戦
公民館旅行
両津バレーボール大会
クリーン作戦
ふるさと交流会
盆踊り大会
敬老会
前浜地区合同市民運動会
両津バレーボール大会
片野尾区役員選挙
片野尾区役員選挙
両津卓球大会

 

編集後記

昨年までに引き続き、二年間、広報部でお世話になることになりました。今後とも宜しくお願いいたします。

▼始める前には、あれもこれもと考えていた事も、実際に編集作業に取り掛かると発行日に追われて何とか発行といった感じでした。編集の中での悩みは、「日々の出来事」と「テーマ」の両立でした。片野尾であった出来事をすぐに紹介したいと思いながら時期がずれてしまう事が多くありました。その辺りはホームページの開設で補い、今後はもっと片野尾の中で注目している事柄や問題などをテーマにした誌面作りにポイントを絞り編集にあたっていきたいと思っています。
▼話は変わって日曜の夜に島を舞台にしたドラマが放送されています。結末はさておき、島に住んでいる人にとっては耳が痛い場面や話しが出てきます。ただ、登場人物たちの一体感はドラマですがいいなと感じながら見ています。まとまりのある片野尾ですが、区民数が減る中で、集落の中を見直したり、意見を十分に交換したりして、さらにまとまっていく事が大切だと思います。一本松も、その役割を担っていると自覚し、一生懸命取り組んでいきたいと思います。

ご意見、ご要望はuzzy@e-sadonet.tvまでお寄せください。

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