一本松 題字

2010.7.28   第36号   編集発行 片野尾公民館

 

ふるさと親睦交流会と盆踊りにみなさんでお越しください

 

毎年恒例となっております「ふるさと親睦交流会」の開催日時が決まりましたのでお知らせします。

  ◇ふるさと親睦交流会(盆踊り)◇

  • 日時  8月15日(日) 午後5時より
    場所  片野尾ふるさと館
    参加費  男性 1500円
          女性 1000円

昨年は片野尾ふるさと館のお披露目ということもあり、新鮮な雰囲気の中で交流会が進みました。また、佐渡おけさや両津甚句などの民謡が流れてくると、提灯の下で輪ができ盆踊りが盛大に行われました。
今年も昨年同様、大勢の方々にお越し頂けるよう準備に取り掛かっております。片野尾区民、そして、お盆で帰省なさっているご親戚の方々もお誘い合わせの上ご参加頂きますよう公民館役員一同、お待ちしております。


▲昨年の交流会の様子

 

郷土誌「佐渡の海村風土記」刊行 絶対おもしろくて懐かしい一冊

 

片野尾区の刊行委員会から郷土誌完成の報告と記念行事のお知らせがあります。

片野尾の文化事業で取り組んできた郷土誌が、「佐渡の海村風土記」のタイトルで、いよいよ刊行の運びとなりました。
村では刊行委員に十余名を委嘱して、監修は相川在住で郷土誌に造詣が深い佐藤利夫先生にお願いして編集をすすめてきましたが、昨年末に草稿が出来上がり、1月から印刷にまわしていました。校正も順調に重ねて7月末に刊行できることになったものです。
本はA5版で約500ページ。前編と後編で構成されていますが、後編は特に懐かしいことがいっぱい。
村の開発の足跡も生々しいことがたくさん書かれています。また、付録には家の系図や田畑山林の一筆ごと全図もあります。
それでは、内容がいっぱいの郷土誌を目次で紹介しましょう。

前 編   片野尾の歴史と風土

    佐渡の海村
    東浦の神仏
    久知殿と三国氏
    地縁的村社会の形成と変化
    江戸時代の漁業
    明治新政と片野尾
    戦時体制から敗戦

後 編   片野尾誌

    集落のあらまし
    いろいろな生業
    神と仏
    生活文化と年中行事など
    婚礼と葬儀
    集落の指導者と運営
    忘れてならない人びと
    明日への「むらづくり」
    災害の数かず

付 録

    年表
    屋号と家紋
    わが家の系図
    片野尾住宅全図
    片野尾田畑山林一筆ごと
    全図(別図)

各戸に一冊配ります。
片野尾出身者には格安で頒布いたします。



書店での販売価格は3000円ですが、片野尾出身者には一冊2000円で頒布させていただくことになりました。ご希望の方は、次へはがきで申し込んでください。

〈申し込み先〉
  〒952‐3542
  佐渡市片野尾33 宇治一夫

もしくは、
  〒952‐3542
  佐渡市片野尾63 三国修一

宛でお願いいたします。

(報告 刊行委員 宇治一夫)



郷土誌刊行記念行事を開催、8月7日(土)「ふるさと館」で

郷土誌の刊行を記念して次の行事を開催いたします。

・記念講演 午後2時~
    監修者  佐藤利夫先生
    タイトル 「むらは元気だ」

・賛助講演 午後3時~
    全日本離島センター広報課
    三木剛志課長
    タイトル「離島の現状と将来」

・祝賀会  午後5時から講師を囲んだ祝宴
※参加者、大歓迎です。会費は1000円ですので、お誘いあわせのうえ、みなさんご参加下さい。

(取りまとめ:三国片野尾区長)


 

歌舞伎公演、無事に終える。


4年振りとなる「第16回片野尾保存会定期公演」が、4月10日 日曜日に開催されました。

各報道機関には、練習風邪景から本番の様子まで取り上げて頂きました。新聞社の新聞記事やテレビ局の放送番組を見ると、2年前に風浪被害で開催できずに4年間の歳月を経ての公演を迎えたというところにスポットが当てられていました。

今回の演目は「一谷嫩軍記 須磨の浦の段」と「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の場」の二本立て。
片野尾ふるさと館で公演も初となるため、舞台作り一つとってもステージの高さが違ったりして工夫が必要でした。また、当日のお客さんの入り方もどうなるか期待と不安でいっぱいでしたが、保存会の心配をよそに地元の区民をはじめ、国中や小木など市内各地の他、新潟など遠方から300名を超える人たちが観劇に訪れて頂きました。
そんな大勢の観客の雰囲気に後押しされ、「須磨浦の場」と「熊谷陣屋の場」の役者13名は、登場人物になりきって練習通りの演技を披露しました。見せ場になると会場からは、拍手や「いいぞー!」といった歓声が贈られ舞台と観客が一体となった素晴らしい定期公演となりました。

舞台裏では化粧や衣装の担当者が決められた時間までに役者を舞台に送り出そうと必死になって取り組んでいました。衣装担当はリハーサルで出た課題や反省を生かして、本番までピッタリと揃えてきました。化粧担当は出番の順番を考慮しながら筆を走らせていました。
黒子をはじめ舞台の裏方は、舞台での進行に合わせて小道具のセッティング、舞台転換のほか、観客の入りに応じて観劇スペースの確保など必死に努めていました。
そのほかにも、婦人部による舞踊とダンス、受付や会計などあらゆる人たちが、あらゆる場面で公演を支えていました。

片野尾歌舞伎が初めて演じられたのは1897(明治30)年ごろ。当時島内で盛んだった歌舞伎芝居をまねて地区の人たちが始められました。それ以来中断、再開を繰り返しながら、1978年に本格的に復活し、同時に「片野尾歌舞伎保存会」が発足しました。
指導者の育成、衣装・小道具の作成と管理、公演がない年の準備など今後の課題や改善点はありますが 今回の公演でみなさんが感じたことを次につなげる事が大切です。

 

 

一本松プレイバック

 

一本松のバックナンバーを紹介するコーナーです。
今回は1998年2月1日に発行された一本松第3号です。今号は寄稿文が多かったので紹介も寄稿文を中心にピックアップさせて頂きました。

 

 

「ありがてぇ~ぬぅ~ 公民館大会の協力」

          社会環境部長  小坂 泉

15日の公民館大会には、激しいみぞれのなか、大勢の方々から参加いただき、大変ありがとうございました。
午前の講演・戦争体験談『あの悲惨な戦争の犠牲があり、この平和があることを考えよう』では、講師の三国允さんから貴重な話をしていただきありがとうございました。午後の演芸大会の部では、恒例の子供会の作文発表、各団体各組からの趣向をこらしたかくし芸を出してもらい大変ありがとうございました。おかげさまで有意義でたのしい1日にしてもらいました。
また、友の会の有志のみなさんから、お米持ちで昼食のボランティアおにぎりを作ってもらい、ありがとうございました。
午後の余興では、みなさんからいろいろな演芸を出してもらいましたが、その熱意に答えて、来年は、あいであ賞・ゆかいで賞等、知恵を出した賞を贈りたいという意見も出ていますが、みなさんのご意見をお寄せください。
みなさんご協力ありがとうございました。

 

 

「片野尾公民館大会に参加して」

          前浜中学校校長 石井 成夫

まず、最初にお招きをいただきましたことに、ありがたく、厚くお礼申しあげます。
公民館事業、予算・決算、歌舞伎について、より良い『村づくり』のための地域の皆さまの建設的な意見に感心しました。片野尾に『自治』があると思いました。
また、講演、演芸大会では、片野尾に『文化村』を感じました。講演会での三国先生のお言葉『一対一では人はみな善人、国家が介入すると人は変わる。だから、政治に関心を持たなくては』に感銘を受けました併せて皆さまのすごいバイタリティに、片野尾に『明日がある』と思いました。
最後になりましたが、片野尾の皆さまのますますのご健勝とご発展を心より祈念申し上げます。

 

 

「市民カラオケ大会に出場して」

          村上 敏

第12回市民チャリティカラオケ大会に出場でき、地区のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
まず、私が歌うことに決まり、選曲から、バレーボールの仲間に協力してもらい、一番自分にあった歌、心の伝わる歌、そして自分が好きで歌いやすい歌を選ぶことができました。
曲が決まり、その曲の振り付けを考えてくれた方、うしろで踊ってくれた方、看板を作ってくれた方、それを持って出場してくれた方、助言をしてくれた方、応援をしてくれた方々等、すべてのみなさんに支えられ、この市民チャリティカラオケ大会に望めることに喜びを感じながらあまり緊張せずに、気持ちよく歌うことができました。その甲斐あって審査員特別賞をいただいたことは、片野尾の方々の惜しみない協力と、「和」をもっていただいた賞であると思っております。
一つになった和は何十倍もの力を持ち、強くなった時、出来ないことは何もないと感じました。また、来年カラオケに出場する人にも、また協力してあげてほしいと思います。
最後になりましたが、この詩、この曲を、あの時、あの場所で歌えたことは、一生の思い出となり心に残りました。本当にありがとうございました。

 

 

「ゲートボールの灯を消さないで」

          片野尾老人クラブ親生会  会長 後藤冶部左エ門


会員数では、どの団体よりも多人数(男22人・女53人)、それだけに年齢差藻もあり過ぎて、共通した事業をどうもっていけば良いのか、思案しているうちに1年が過ぎてしまいました。
清田前会長さんはよく3期6年も務めあげたものと感心し、敬意を表しています。

会長に就任して最初に心配したのがゲートボールのことでした。この大きな村で愛好者がたった五人(一チーム)、しかも平均年齢が82歳という超高齢者、このまま放っておくことはできないと考え、せめて今年中に10人の加入目標を立て走りまわりました。
苦労の結果ようやく達成することができ、昨年3月より練習を兼ねて試合にのぞんでいます。
まだまだルールさえはっきりわかりませんが、徐々に先輩に追いつきたいと一生懸命です。
とかく、ゲートボールは年寄りのスポーツと考えられていますが、それは間違いで、他では若い人がたくさんやっています。たった30分で勝敗が決まり、体に無理なく、楽しい時間が過ごせ、友達も多くできます。皆さん、思い切ってやってみませんか?練習場もなく、問題点もありますが、愛好者が増えればそれなりに時が解決してくれます。
この村からゲートボールの灯を消さないために、皆さん、そして公民館としても、是非、力を貸していただきたいと願っています。

 

 

編集後記

 

歌舞伎の定期公演が4月に終わりあっという間に3ヶ月が過ぎようとしています。

▼夏本番を迎え、体調を崩さぬよう水分と栄養をしっかりと取って、この暑い夏を乗り切りましょう。

▼今後も、郷土誌刊行記念行事、ふるさと交流会、敬老会と行事やイベントが続きます。館長をはじめ役員一丸となって進めていきたいと思いますので、みなさんのご協力をよろしくお願いいたします。

テキスト ボックス: 平成22年 主な事業・行事予定   8月7日 郷土誌刊行記念行事  8月15日 ふるさと交流会  8月15日 盆踊り大会  9月20日 敬老会  10月10日 前浜地区合同市民運動会  11月14日 両津バレーボール大会  11月28日 片野尾区役員選挙  12月5日 両津卓球大会

ご意見、ご要望はuzzy@e-sadonet.tvまでお寄せください。

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