一本松 題字

2011.3.5   第38号   編集発行 片野尾公民館

 

新区長あいさつ

 

自己紹介を兼ねて

 区長      三国 修一

 藤内左ェ門の婿として納まり、片野尾に入って五年たちました。出は水津の越前屋です。
 高校の教員として過ごした静岡から片野尾に帰る際、種々のしがらみと思惑を受けて踏み切り難いものがありましたが、家に父一人を残している実情を思えば躊躇の間もなく、定年退職の送別会で送り頂いた二日後に出立したものです。当時、妻幸子は勤務職場の事情で退職できず、子供達は妻を残して単身で家を離れる私の袖を大いに引っ張ったものでした。今改めてその光景が思い出されます。
 その後、私は片野尾の皆様方のご親切とご厚情の中に身を置くこととなり、今日まで平穏な日々を送ることができております。なにより山野巡りが好きだった私にとって田畑の耕作は苦労とは言え面倒なものではありませんし、寧ろ、一休みするときの快感こそ、快楽妙味とも感じるものです。トラクターや草刈り機の轟音の中に民謡を溶かし込んだり、備中鍬を振りかざす所に、寄り添ってくれるかのセキレイに話しかけたり、腰を下ろして煙草をふかしている時、通りかかる方々から励ましの声を頂戴したり、これら予想外の産物を得て、静岡の知人に帰郷正解の報を送るときの確かな気分もまた格別なものでした。
  ただ、この度区長を任命されたときばかりは弱りに弱りました。歴代の区長さん方々の在り様に敬服するばかりでしたし、予想以上に人材豊富な片野尾の実情に驚かされ続けてきましたし、その荷の重さに耐えかねるものを感じたのが実のところです。

 到底、集落の皆々様の期待に応えられる器ではありませんが、集落の方々の輪に一役果たせればと願いつつの一年になろうかと考えているのが、この頃の私です。六十六歳にもなって「純情」を一つの取り柄と捉える私を、どうかよろしくお願いします。

 

 


区長
▲あいさつに立つ三国区長

 

新公民館長あいさつ

 

 「ふれあい、学びあい、結びあい」

   公民館長      小坂 学

 はじめに片野尾の皆様の日頃からの公民館活動に対するご理解とご協力に感謝申し上げます。
 公民館事業に参加して頂いたり、ボランティアとして公民館活動に携わる方々の増加で色々な人が公民館に来られます。その中には活動に関してのアイディアや特技を持っておられる方が多数いらっしゃいます。その方々のお力を借りて、今年度は新しい組織で公民館活動を行っていきたいと思っています。
 今年度は、公民館の原点に立ちかえり、「ふれあい、学びあい、結びあい」をテーマに活動してまいります。

、「ふれあい」・・・地域の皆様が集いふれあう機会を提供する。
、「学びあい」・・・人と人の関わりの中から地域の発見、情報を提供する。
、「結びあい」・・・住む人の持ち味や能力、得意分野を地域に生かす工夫。

 などの事を中心に考え、予算内にて連携を図って活動を通じてワクワクする事業を企画立案し、皆さんに喜んで頂けるようにアイディアを出し合っていきたいと思っています。

 片野尾の皆さんのより一層のご協力をお願いいたします。

 

 

公民館長
▲あいさつに立つ小坂公民館長

 

公民館大会

 1月23日(日)に片野尾ふるさと館にて公民館大会が開催されました。
 片野尾誌刊行委員長を務めた講師の宇治一夫さんより「村には村の文化がある」という題目で、片野尾誌刊行にあたり掲載できなかった片野尾の起源などのお話をしていただきました。


▲講師の宇治一夫さん

 昼食後、毎年恒例の演芸大会が行われ、今年も各組とも、趣向を凝らした出し物で会場を沸かせていました。その一部をご紹介します。

 小中学生は前浜小学校校歌を合唱し、終わった後のインタビューでは将来の夢を語ってくれました。

 

 

 

 北組の芝居「浦島太郎」では一つの物語に笑いや舞踊を組み込んだ、盛りだくさんの仕上がりでした。
それぞれの個性が引き立ち、とても楽しい芝居でした。

 中組の「立体間違い探し」は観客も参加できるクイズ形式の出し物です。
その他にY・M・C・Aを踊ってくれました。

 


▲個性あふれる北組の役者さんたち


▲正解者には賞品も

 

 南組の「鬼のパンツ」は舞台に上がりきれないほどの大人数で元気良く踊ってくれました。
 「きよしのズンドコ節(腹踊り)」はあんこう祭りでも披露し、好評だったようです。
 「ウジューム」に送られた温かい声援は忘れられません。ありがとうございました。

 


▲南組の「鬼のパンツ」

▲ウジュームの面々
 

毎年独特の雰囲気を醸し出している公民館役員の出し物は、「にせ黄門」という芝居でした。小坂館長のノリツッコミもさることながら、子供たちの堂々とした演技とセリフ回しに皆感心していました。

 


▲コミカルな腹踊り

▲子供たちの舞台度胸に感心
 

今年も終始笑いと温かい拍手に包まれたまま、公民館大会を終えることができました。
来年も今年のように片野尾の皆様のご来場、ご参加を楽しみにお待ちしております。

 

 

市政・県政報告会


 2月11日(金)、片野尾ふるさと館に野市長と中野県議会議員を招き、市政・県政報告会が行われました。
トキの話題から農業、漁業の佐渡独自のブランドイメージの確立、佐渡空港の拡張計画の報告をしていただきました。

お忙しいところありがとうございました。

 

復活!両津地区カラオケ大会

 

 2月13日(日)に両津文化館にて両津地区カラオケ大会が開催されました。片野尾から川端美乃里さんが出場し「契り酒」を熱唱、見事、熱演賞を獲得しました。おめでとうございます。
 歌い終わった後、司会の方から「今大会最年長の八十歳です」とアナウンスされると会場はより一層の拍手と歓声に包まれました。
会場に応援に駆けつけた片野尾の方々も自分のことのように喜んだのではないでしょうか。

     これからも力強い歌声を聞かせてください。

 


▲熱演賞!川端美乃里さん

 

片野尾あんこう祭り

 

 2月27日(日)に、「片野尾あんこう祭り」が開催されました。佐渡おこしチャレンジ事業の一環として、片野尾区で取り組んだ今年が第一回目のイベントです。
 当日まで各係で幾度となく会議や打ち合わせを重ね、その甲斐あってご来場のお客様からご好評の声を頂戴しました。



▲会場は満員御礼!

▲温かい料理を食べてもらうため気を配りました

 片野尾の漁師が捕ってきたあんこうをメインにサザエ、ナガモ、あんこ餅、漬物を添えた「あんこうセット」の前売り券は一ヶ月前に完売するという期待度の高さでした。 片野尾の味を堪能しながら、芸能も楽しんでもらおうと催された芸能ショーでは、片野尾音頭などの民謡や舞踊、片野尾歌舞伎名場面、腹踊りなどが披露され、会場を沸かせました。

 当日は国際ボランティア学生協会の方々にもお手伝いしてもらいました。ありがとうございました。今回のあんこう祭りは、片野尾の皆様の団結力もさることながら「もてなし上手」だなぁと改めて感じさせるイベントだったと思います。

 閉会後、スタッフが一堂に会した慰労会では、お互いに労をねぎらい口々に来年への決意を語っていました。皆さん、本当にお疲れ様でした。


▲近江源氏先陣館の一場面

▲多くのスタッフがそれぞれの係でがんばりました

 

編集後記

 

今期より広報部長を承り、片野尾便り「一本松」に初挑戦させていただきました。実際取り掛かってみると4ページを埋めるだけでも大変で1998年から片野尾の出来事をお知らせしてこられた歴代の広報部の方々に頭が下がります。

▼過去の「一本松」は随時ホームページにて掲載します。興味深い記事が目白押しです。
▼写真を多用しましたが白黒の誌面なので見えにくいかも知れません。カラーでご覧になりたい方は片野尾公民館ブログをご覧ください。
▼ご意見、ご要望がありましたらお気軽にお寄せください。ご寄稿も大歓迎です。メールでも受け付けております。uzzy@e-sadonet.tvまでお気軽にどうぞ。


ご意見、ご要望はuzzy@e-sadonet.tvまでお寄せください。

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